ホンダロジコムとアッペン、生成AI活用プロジェクトをリリース
アッペンジャパン株式会社(本社:東京都千代田区)と、国内からグローバルに至るまで物流、コンサルティング、システム開発を手掛けるホンダロジコム株式会社(本社:愛知県春日井市)は、2024年10月末、生成AIを活用するプロジェクトの1stリリースを実現しました。本プロジェクトは、社内に蓄積された膨大な改善提案や物流ノウハウのドキュメントを有効活用し、部署間を超えた情報共有を可能にする仕組みの構築を目的としています。
プロジェクト体制
【お客様】ホンダロジコム株式会社
【AIベンダー】株式会社Lightblue
【全体総括】アッペンジャパン株式会社
プロジェクトの背景
これまでホンダロジコム株式会社では、文書データの活用不足が作業効率の低下を招いていました。社内に保有する多数の改善提案や物流ノウハウのドキュメントが十分に活用されておらず、作業効率向上の妨げとなっていました。
プロジェクトの成果
今回、生成AIを活用して部署間の垣根を超えた情報共有の仕組みを構築しました。この仕組みにより情報検索プロセスを簡略化し、100人を超える従業員が新たな提案のヒントを迅速に得られるようになりました。その結果、価値ある改善提案を短期間で実現できる見込みです。
Lightblueとアッペンジャパンの役割
Lightblueは、自社開発の生成AIパッケージシステムを導入し、プロジェクトの実行を推進しました。
アッペンジャパンは、プロジェクトの立ち上げ段階からアドバイザリーおよびデータアノテーションを担当しました。アッペンのデータアノテーションプラットフォームを活用し、自動OSR(文字認識)による文書のデジタル化を実施するとともに、アノテーターによる品質管理を徹底しました。
プロジェクトの進捗と今後の展望
本プロジェクトは、2023年12月に始動し、初期段階では体制の整備に時間を要しましたが、契約からのプロジェクト期間わずか10ヶ月で1stリリースを実現しました。
今後、2025年4月の全社への本番稼働を目指し、AI精度のさらなる向上と社内定着化に向けて取り組んでまいります。